はじめに
「チェンジアップを投げたいけれど、投げ方がわからない…。」
そんなあなたに、野球ブロガーのグルテン小松(@koma_gloves)がチェンジアップの投げ方を解説していきます。
筆者はほとんどピッチャー経験がないですが、コツを掴んだことでブレーキの利いたチェンジアップが投げられるようになりました。
この記事を読むことによって、
- チェンジアップの投げ方
について学ぶことができます。
チェンジアップとは?
投げ方の前に、チェンジアップについて簡単に解説させていただきます。
チェンジアップとは何かについて、アルペングループさんから引用させていただきました。
チェンジアップとは、相手バッターのタイミングを外すための遅い変化球です。一般的にはボールをわしづかみにするなどして力が伝わらないようにしながら、ストレートと同じ腕の振りで投げるボールで、少し沈むように変化します。
【野球】チェンジアップとはどんな変化球? 特徴や握り方などを解説 Alpen Group Magazine | アルペングループマガジン (alpen-group.jp)
つまり、ストレートと同じ振りで投げる、スピードの遅い変化球です。
ストレートと組み合わせることで、打者のタイミングを外すことができます。
落差が大きいボールや、ストレートより40km/h前後遅いボールなど、投手によって個性が出やすい変化球です。
サークルチェンジ
今回解説させていただくチェンジアップは、サークルチェンジと呼ばれる種類のボールになります。
サークルチェンジはチェンジアップの一種で、親指と人差し指で輪(英語でcircle=サークル)を作るようにして握ることからこの名前が付いています。
また、OKサインと握りの形が似ていることから、OKボールと呼ばれることもあります。ストレートと同じ腕の振りで遅い球を投げられるのはチェンジアップと同じですが、チェンジアップよりもややシュート方向に落ちます。
サークルチェンジの投げ方と握り方を画像付きで解説 変化球(野球)研究所~変研~ (xn--18jvc319lb8ehln4rer93a.com)
サークルチェンジの特徴は、ボールがシュートしながら沈んでいくことです。
右投手がサークルチェンジを投げる場合、左打者からは逃げていくような軌道になっていくため、空振りが取りやすいです。
筆者も左打者への決め球として、サークルチェンジを習得しました。
フォークボールと使い分け可能
筆者は同じ落ちる球種である、フォークボールとサークルチェンジを使い分けています。
筆者は元々フォークボールが得意で、落ちる球として自信を持っています。
筆者のフォークボールはカットしながら落ちていく、独特な変化をします。
しかし筆者の場合、左打者へのフォークボールが細かくコントロールできないのが課題です。
そこで、左打者から逃げるような軌道のボールを模索していたところ、サークルチェンジを習得することができました。
右打者にはフォークボール、左打者にはサークルチェンジをメインに使い分けています。
握り方
チェンジアップ(サークルチェンジ)の握り方はこちら。
親指と人差し指でOKを作り、他の指は縫い目にかからないように添えます。
縫い目にかからないようにすることで、ブレーキの利くチェンジアップを投げることができます。
シュートさせるようにリリースする
チェンジアップ(サークルチェンジ)を投げる1つ目のコツは、シュートさせるようにリリースすることです。
シュートさせるようにリリースすることで、ブレーキが効いて沈んでいくチェンジアップになります。
また、シュート回転がかかるため、左打者からは逃げていくような軌道になります。
また、ストレートがスライドしてしまう投手にとっては、チェンジアップを投げることで回転を矯正できる場合があります。
筆者はチェンジアップを習得したことで、スライドしがちだったストレートが縦に近い回転になりました。
ストレートがスライドして悩んでいるあなたは、チェンジアップを習得することで、回転を矯正できる可能性があります。
チェンジアップのリリースによって、ストレートの質が向上する場合があります。
高めにリリースするイメージ
チェンジアップ(サークルチェンジ)を投げる2つ目のコツは、高めにリリースするイメージでボールを投げることです。
低めのストレートと同じようにリリースすると、引っかけてベースを通過する前にワンバウンドしてしまう可能性があります。
ベースを通過する前にワンバウンドしてしまうと、簡単に見極められ、無駄なボールカウントを増やしてしまいます。
今回紹介するチェンジアップは、多少高めにリリースしてもブレーキが効いて、低めに決まりやすいです。
そのため、高めにストレートを投げる感覚で、チェンジアップをリリースすることをおすすめします。
脱力する
チェンジアップ(サークルチェンジ)を投げる3つ目のコツは、脱力することです。
脱力することが、チェンジアップを投げるうえで最も重要なコツです。
指で押し込むように投げるストレートと違い、チェンジアップはいかにボールを”抜く”感覚で投げれるかが大事になってきます。
脱力できなければ、いわゆる抜く感覚で投げることができず、引っかけてワンバウンドになってしまいます。
脱力を心がけると、よいチェンジアップに近づきます。
おわりに
今回はチェンジアップの投げ方を解説させていただきました。
チェンジアップの投げ方は、
- シュートさせるようにリリースする
- 高めにリリースするイメージ
- 脱力する
の3つが重要です。
今回解説させていただいた握りの他にも、チェンジアップは多くの握り方があります。
ぜひ色々な握りを試していただき、自分に合ったチェンジアップの投げ方を探していただきたいと思います。
下記の記事では、ツーシームの投げ方を解説しています。
ツーシームの投げ方について知りたいあなたに、読んでいただきたい記事になっています。
【軟式野球】ツーシームの投げ方を解説!ピッチャー初心者でも投げられる! | グルテン小松の野球メディア (glutenkomatsu.com)
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