はじめに
「ビヨンドマックスが劣化するって聞いたけど、本当かな?」
「実際に飛距離や打感の変化があるか知りたい。」
そんなあなたに、野球ブロガーのグルテン小松(@koma_gloves)が3年使ったビヨンドマックスと、新品のウレタンバットを比較してみました。
比較した結論として、3年使ったビヨンドマックスと新品のウレタンバットでは、飛距離と打感、ボールの潰れやすさが全く異なりました。
この記事を読むことによって、
- ビヨンドマックスの劣化
- 3年使ったビヨンドマックスと新品のウレタンバットの違い
について学ぶことができます。
バット紹介
今回比較するバットを紹介していきます。
3年使ったビヨンドマックスがこちら。
ミズノのギガキングです。
2021年にメルカリで購入し、3年ほど試合用のバットとして使用しました。
84cm730gで、トップバランスの表記ですが、フレアグリップで操作性に優れたバットです。
続いて、新品のウレタンバット(2024年3月現在)を紹介していきます。
SSKのMM18(トップバランス)です。
2024年3月に、楽天市場で購入しました。
85.5cm、750gと長め重めの、トップバランスになります。
ミズノとSSKでメーカーは異なりますが、同じウレタンバットとして比較していきます。
比較するポイント
3年使ったビヨンドマックスと、新品のウレタンバットを比較していきます。
今回比較するポイントは、
- 飛距離
- 打感
- ボールの潰れやすさ
の3つです。
飛距離
2つのバットの飛距離は、大きく異なりました。
特に、高いフライの弾道でボールを飛ばしたときの、打球の伸びが違いました。
筆者は先日の試合で新品のMM18を使用し、高い弾道で左中間を破るツーベースを放つことができました。
しかし、ギガキングを使った3年間で左中間を破るツーベースを打てたことは、記憶にありません。
MM18ではなく、ギガキングで同じようなアプローチでボールを打っても、おそらくレフトフライになるような弾道でした。
3年使ったビヨンドマックスと、新品のウレタンバットでは、フライが上がったときの打球の伸びが異なります。
実際に筆者は新品のMM18を使って、劣化したバットでは打てなかった、逆方向への長打を打つことができました。
打感
2つのバットの打感は、全く異なりました。
新品のMM18は、ボールに食いついて一瞬で弾く、硬めの打感です。
これはMM18の特徴で、ボールを乗せて運ぶというより、弾いて飛ばすバットになっています。
ウレタンの厚い部分に当たると、あっという間にボールが飛んでいき、気持ちのよい打感が手に残ります。
一方、ミズノのギガキングは、柔らかい打感です。
ミズノのビヨンドマックスシリーズの特徴は、柔らかい打感のウレタンが使われている点です。
軟式野球界で最も人気のあるレガシーも、柔らかい打感です。
しかし、筆者が3年使ったギガキングは、柔らかい打感を通り越してしまいました。
ウレタンが劣化して柔らかくなり過ぎた結果、ボールに押されたり、折れたような音が鳴ります。
打感としても、気持ち良くない感覚が残ります。
新品のウレタンバットを使ったことによって、使い続けたビヨンドマックスの劣化に気付きました。
もしあなたがウレタンバットの劣化を感じている場合は、安くはない買い物ですが、買い替えをおすすめします。
メルカリで見た目のよさげな中古品を狙うのも、1つの手段です。
ボールの潰れやすさ
2つのバットにおいては、ボールの潰れやすさが違いました。
SSKのMM18は、ボールが潰れにくいという特徴があるバットです。
硬めのウレタンで、反発力とボールが潰れにくい特性を併せ持ったバットです。
特に新品時、ボールの潰れにくさにおいて、筆者は感動的な感触を覚えました。
一方、筆者が3年使ったギガキングは、使用し続けた結果としてボールが潰れやすくなっていきました。
ある試合の打席ではボールを潰し続け、15球以上ファールになったこともあります。
軟式野球ではボールを潰すと、ほとんどの確立でアウトやファールになってしまいます。
ウレタンの劣化によって、ボールが潰れやすくなり、満足のいくバッティングができなくなりました。
どのくらいでウレタンは劣化する?
実際に筆者が使って、ウレタンバットの劣化についての期限を考察してみました。
筆者は週1-2回ほど、試合や練習でギガキングを使用していました。
ウレタンの劣化を防ぐため、バッティングセンターでは使用していません。
ギガキングを使用して、3年目の序盤には劣化している感覚がありました。
総合的に考えると、
- 1.5-3年
- 150-300試合
くらいが飛距離を維持しつつ使用できる、限界値だと考えられます。
もちろん、メンテナンスや使用頻度によって劣化は変わってくるため、1つの考えとして参考にしていただけると幸いです。
おわりに
今回はビヨンドマックスの劣化について、新品のウレタンバットと比較させていただきました。
比較した結果、
- 飛距離
- 打感
- ボールの潰れやすさ
の3点において、明らかな差が見られました。
なお、SSKのMM18は、現在3万円以下で購入できることがあるため、筆者が最もおすすめしたいバットです。
下記の記事では、今回紹介した、2つのウレタンバットをレビューしています。
ウレタンバットをさらに知りたいあなたに、読んでいただきたい記事になっています。
【フレアグリップ】ミズノのギガキングをレビューしてみた! | グルテン小松の野球メディア (glutenkomatsu.com)
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