はじめに
「ウレタンバットのデメリットを知りたい。」
「ビヨンドマックスレガシーにもデメリットはあるの?」
そんなあなたに、野球ブロガーのグルテン小松(@koma_gloves)がウレタンバットのデメリットを解説していきます。
ウレタンバットを使い続けることで、打ち方が雑になり、フォームを崩す原因になる可能性があります。
この記事を読むことによって、
- ウレタンバットのデメリット
について学ぶことができます。
ウレタンバットとは?
はじめに、ウレタンバットについて簡単に解説していきます。
ウレタンバットとは、ミズノのビヨンドマックスシリーズなど、ウレタンで芯が作られたバットのことです。
ビヨンドマックスシリーズ最新作の、レガシーメタルやレガシーなどが有名なウレタンバットです。
筆者は3世代前の、ビヨンドマックスギガキングを使用しています。
ギガキングは操作性に優れたバットで、筆者はレガシーよりも好んで使用し続けています。
このように、ミズノのビヨンドマックスを中心とした、芯が柔らかいバットが軟式野球では主流です。
しかし、ウレタンバットを使い続けることで、大きく3つのデメリットがあります。
それぞれ解説していきます。
打ち方が雑になる
ウレタンバットを使う1つ目のデメリットは、打ち方が雑になることです。
打ち方が雑になる理由として、ウレタンバットの構造と軟式球の関係があります。
ウレタンバットと軟式球は、詰まっても飛ぶようになっています。
詰まった方が飛ぶ、ボールが潰れにくい、という説を唱える選手もいます。
その性質の関係か、バットの芯で打つ、というバッティングの基本がなくなってきます。
実際に筆者が所属するチームの選手も、ウレタンバットを使ってから打ち方が雑になった、という事例があります。
バッティングの基本がなくなることで、次に解説するフォームを崩す原因になります。
フォームを崩す原因になる
ウレタンバットを使う2つ目のデメリットは、フォームを崩す原因になることです。
先に解説したように、ウレタンバットを使うことで打ち方が雑になっていきます。
詰まっても飛ぶという考えで打席に立ち続けると、スイングの軌道が変わり、バッティングフォームを崩しやすくなります。
フォームを崩してしまうと、バットをボールに当てることに集中することになります。
結果、当てるだけのスイングになり、打球速度が遅くなっていきます。
強いスイングをしてもフォームが崩れて当たらない、当てるだけのスイングでは飛ばない。
といった、悪循環に陥る可能性があります。
飛距離を過信してしまう
ウレタンバットを使う3つ目のデメリットは、飛距離を過信してしまうことです。
近年、ウレタンバットが飛びすぎるという問題で、ウレタンバットの使用を禁止する球場が増えてきました。
ウレタンバット使用禁止の球場では、木製バットや金属バットを使わざるを得ません。
ウレタンバットの使用感で詰まらせた打ち方をしても、木製バットではウレタンバットほど飛距離が出ません。
木製バットでは、ボールの中心にバットの芯を当てるという、高い技術が求められます。
ウレタンバットを使い続けることで、打ち方が雑になっていき、芯に当てるというバッティングの基本からかけ離れていく可能性があるのです。
対策方法
ここまで、ウレタンバットを使うデメリット3選を紹介させていただきました。
ここからは、ウレタンバットによるデメリットを抑える、対策方法を解説していきます。
対策方法の1つに、練習で木製バットを使うという方法があります。
木製バットのメリット
木製バットのメリットは、練習で使うことによって、高い打撃技術を得られることです。
先ほども解説したように、木製バットではボールの中心にバットの芯を当てる、高い技術が求められます。
ボールの中心にバットの芯を当てる確率を上げるには、正しい打ち方やフォームである必要があります。
練習で木製バットを使うことによって、正しい打ち方、フォームを自然と身に付けることができます。
実際に筆者も練習やバッティングセンターでは木製バット、試合ではギガキングを使用しています。
2023年シーズンの前半は練習でもギガキングを使い続けていましたが、フォームが崩れ、2割に満たない打率になってしまいました。
そこで、練習やバッティングセンターでは木製バットを使って、正しい打ち方を身に付けようとしています。
練習で木製バットを使うことは、長期的に見て大きなメリットがあります。
筆者はルイスビルスラッガーや、ZETT、神岡バット製作所などの木製バットを使用しています。
おわりに
今回はウレタンバットのデメリット3選を解説させていただきました。
ウレタンバットのデメリットは、
- 打ち方が雑になる
- フォームを崩す原因になる
- 飛距離を過信してしまう
などがあります。
対策としては、練習で木製バットを使うことが有効です。
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